4時間かけて読んだ、あの本!めちゃくちゃ感銘を受けた!素晴らしい。
読んだ直後は感心し、明日の自分を変えられるかもしれない。
そう思い、いざ行動に移そうと思うと「そう!あの本によると…あれ…なんだっけ..ええと..」
せっかく本を読んだのに、「内容をほとんど覚えていない…。」
そんな経験ありませんか?そんなダメな自分に悩んでいませんか?
実は、そんな自分を変えられる方法があるんです。
一部の天才だけができることではない、練習すれば誰にでも実践可能な方法が!
でも変わらない自分がいる、こんなに本や新聞、ニュースを読んでいるのに自己成長できない?
なぜなら、私達は「インプット過多」なのです。
インプットとアウトプットには黄金比があります。
黄金比 [インプット3:アウトプット7]
しかし、多くの人は
現状 [インプット7:アウトプット3]
になっているのです。
私は、樺沢紫苑 著書 『読者が選ぶビジネス書グランプリ2025』特別賞『10年を彩るビジネス書』に選ばれた「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読み、実践することで
本の活かし方(記憶の定着)を少しでも自分のものにできたと考えています。
この記事では本を読んで「インプット」した知識を結果として残す方法を「学びを結果に変えるアウトプット大全」の要約という形で紹介します。
この記事を読むと本で得た知識を自身に定着させることができます。
それによって、仕事の悩み、人間関係の悩みを改善に向けて、今よりも一歩前進することができます。
結論はアウトプットこそが、自分の魅力と可能性を広げ、人生と人間関係を豊かにすることができる鍵となります。
アウトプットの基本法則
・インプットとは
脳の中に情報を入れる「入力」。本や新聞を読んだりすること。
これが私達が、自己成長につながると思い、行動していること。
・アウトプットとは
脳の中に入ってきた情報を処理し「出力」すること。
話したり、書いたり、行動したりすること。
アウトプットは運動であり、運動性の記憶は定着しやすく、忘れにくいとされています。
例えば、自転車を5年ぶりに乗ったら乗り方を忘れていた。
なんてことは無いはずです。
・インプットとアウトプットの黄金比
インプット3:アウトプット7
これが黄金比であると筆者はいう。
しかし、多くの人は
インプット7:アウトプット3の比率となっている。
・フィードバックが重要
「フィードバック」とは、アウトプットによって得られた結果を評価し
次のインプットに修正を加えるという作業です。
見直し、反省、改善などです。
学生の頃を思い出してほしい。
テストの結果が良い生徒と悪かった生徒の違いは?
なぜ、そこを間違えたのか。次はどうすれば良いかを考えることが大事です。
フィードバックを行うことで、行動が修正され前の自分よりも進歩し、成長します。
最も効果的なフィードバックは、「人」からアドバイスをもらうこと。
自分よりも、知識や経験の多い人からアドバイスをもらうことで飛躍的に成長します。
・自己成長の法則
インプットとアウトプットの反復、絶えざるインプットによって蓄積された豊かで個性的
知的な世界が良きアウトプットへの土壌となり、自己成長へとつながるのです。

インプットをしたらアウトプットをする。
それを心がけて、自分自身を磨いていいく。
ほんのちょっとでもいい!少しずつ始めていけば
確実に成長につながる
科学に裏付けられた伝わる話し方
・ポジティブな言葉
ノースカロライナ州の大学の研究では、職場で話される会話のポジティブな言葉と
ネガティブな言葉の割合を調べたところ、ビジネスで極めて
高い実績を挙げたのは、ポジティブな言葉が多いチームでした。
皆さんも身に覚えはないでしょうか?
同僚と居酒屋で上司の愚痴や悪口を言い合うのは好ましくないと言える。
東フィンランド大学の研究では、悪口を言う人とそうでない人とで
比較したとき悪口を言う人の方がストレスが増え、認知症になる危険性が
3倍も高くなることがわかっています。

なぜ愚痴を言い合うのって、「気持ちが良いもの」になってしまって
いるのでしょうか。
ぱたおは、職場の同僚と話す際は言いたくなる気持ちを抑え
愚痴をこぼさないよう注意をしているよ!
・「長く話す」よりも「ちょくちょく話す」が効果的
雑談は話す内容よりも、回数の方が重要。
「ザイオンス効果」という。
接触回数が増えるほど、好感度は高くなる。
面白い話しをしなければ、と悩む必要はないのです。
とりあえず、話しかけることが大事です。
・意味記憶からエピソード記憶へ
・意味記憶とはapple=りんご
・エピソード記憶とは過去の出来事や体験などのストーリーとしての記憶。
意味記憶 | エピソード記憶 | |
断片化された記憶 | → | 過去の出来事の記憶 ストーリー |
覚えづらく忘れやすい | 覚えやすく忘れづらい |
・堂々とした態度に裏付けをプラス
堂々と結論から話すだけで説得力は格段にアップする。
上手に説明する為の7つの方法
- 大きな声で話す
- 堂々と自信を持って話す
- 最初にポイントを話す
- 話しは短くシンプルに
- 例を使う
- 権威を使う
- 数値を使う
①大きな声で話す ②堂々と自信を持って話す
説明が苦手な人は、自分が自信がなく、小さな声で
ボソボソと喋ってします。
それでは、内容が正しかったとしても、相手に伝わらない。
最低限、「大きな声で話す」ことを意識した方が良い。
③最初にポイントを話す
説明が苦手な人の話しは、なぜ分かりづらいのか。
なぜなら、なかなか結論を言わないからです。
「その意見に私は賛成します。なぜならば…」のように
「結論」+「理由」の順番で述べるだけで
話しが論理的になり、理解しやすくなります。
④話しは短くシンプルに
たくさん話せば話すほど、相手は混乱し、説明は分かりづらくなります。
話しは短くシンプルにするべきです。
⑤例を使う
具体的にイメージしやすい例や親近感が湧く
身近な例など、使えそうな例を普段から探しておくことも重要です。
⑥権威を使う
「ハーバード大学の研究によると…」などのように
有名が大学の権威を使うと、説得力が圧倒的にプラスされます。
⑦数値を使う
「大多数が賛成した」よりも「92%の人が賛成した」のように
具体的な数字を明記することで説得力がアップします。
・言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション
・言語的コミュニケーション→言葉の意味内容、言語的情報です。
・非言語的コミュニケーション→外見、表情、視線、姿勢、動作、ジェスチャー
服装、身だしなみなどの視覚的情報、そして声の調子、声の強弱や質などの
聴覚的情報です。
心理学で有名な「メラビアンの法則」
メラビアンの法則とは「矛盾したメッセージが発せられた時の人の受け止め方
についての研究」で言語、視覚、聴覚で矛盾したメッセージが発せられたとき
どれを信用するかという実験です。
視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%という結果となりました。
私たちは言葉の意味内容そのものよりも、視覚情報や聴覚情報を重視しているのです。
つまり「何を話すか」ではなく「どう話すか」が重要ということです。

友人代表のスピーチをお願いされた時、何を話すかだけを考えて
どう話すかは一切考えてなかった。
スピーチ当日、新郎新婦以外ほぼ誰も聞いていなかったのですが
声のトーンを変えて、力強く喋ったタイミングで会場の視線や
耳を傾けてくれた方が多少変わった記憶があります。
たまたまかもしれませんが笑
能力を最大限に引き出す書き方
・タイピングよりも手書き
プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究では
大学生を対象に、「手書きでノートをとる学生」と「ノートパソコンでノートをとる学生」
に分けて比較したところ、手書きの学生の方が良い成績をあげ、より長い時間に
渡って記憶が定着し、新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあることが明らかになりました。
・より良いアウトプットをするには
アメリカのベストセラー作家、スティーヴン・キングは著書『書くことについて』の中で
こう述べています。
「作家になりたいのなら絶対にしなければいけないことが2つある。たくさん読み
たくさん書くことだ」

この本の著者である、樺沢紫苑氏は文章が下手とネットでも酷評されていたそう
今や28冊も本を出版し、こんなにも分かりやすい文章で本を届けてくれている
のは凄いことだよね!
・引用の効果
説得力を高めるには「引用」が効果的です。
自分の考えを裏付けるために必須です。
上手な引用のコツは4つあります。
(1)引用元を明記する
本や論文から引用する場合は必ず、引用元を明記する。
明記しない場合は著作権違反になる場合があります。
(2)権威を利用する
「ハーバード大学の研究によると」のように、有名大学など権威ある引用元を明記
することによって、信憑性が格段にアップします。
(3)数字を正確に明記する
「約30%に効果が認められた」ではなく、「32.3%に効果が認められた」
具体的な数値をそのまま引用した方が、信憑性は高くなります。
簡略化すると、それだけで印象がぼやけてしまう。
(4)普段から引用元を集めておく
いざ資料作りの最中に論文を引用しようと思って探しても適切な
論文が見つからない。あるいは、時間がかかることがあります。
普段からアンテナをはり、引用元をストックしておくことが重要です。
・やる気スイッチの入れ方
まず始めること!
その始めることのハードルが高いんだよと、聞こえてきそうですが
そこは気合いです笑
精神科医のクレペリンは言いました。
「作業を始めてくると、だんだん気分が盛り上がってきてやる気がでてくる」
これを「作業興奮」と呼び、最近の脳科学の研究ではメカニズムが判明しています。
だんだんと刺激されてくる時間は「5分」
5分間、作業をし続ければやる気が出てくるのです。
まずは、簡単な作業から始めて、最初の5分を乗り切ることが大事です。
・アウトプット力を高める7つのトレーニング(3つを抜粋)
類似したカテゴリについては、ぱたおが独断で3つにまとめています。
興味のある方は本を購入して読んでみてください。
①日記を書く
初心者が最も、始めやすいのが日記です。
日記は日常の中から、「楽しい」の発見する能力を高める。
アメリカのブリガムヤング大学の心理学研究ではポジティブ日記を書くだけで
幸福度と生活満足度が2〜3倍も向上し、それをシェアすることでさらに
幸福度がアップすることが分かっています。
②読書感想を書く
本を読み、感想を書けば圧倒的に記憶に定着し、内容が身につき自己成長につながります。
読書感想を書くテンプレート
[ビフォー]+[気づき]+[TO DO]
[ビフォー]:本を読む前は◯◯だった
[気づき]:この本を読んで△△に気付いた
[TO DO]:今後××を実践していきたいと思う
③情報発信をする
ネットで情報発信をしようというと「誹謗中傷が心配」「ネガティブコメントを書かれたくない」などの不安があります。
もちろん、ネガティブコメントなどで嫌な思いをすることは当然ありますが
その20倍くらいいいこと、楽しいことが起こると筆者は言います。
それは圧倒的なフィードバック効果です。
誰にも読まれない文章を何万枚と書いても、文章は上達しない。
ネット上に文章を書けば、反応が得られます。
その反応こそがフィードバックとなります。
まとめ
インプット3:アウトプット7の割合で実践することで、記憶の定着が進み
その知識を活かし、仕事関係、人間関係が改善し人生を好転させることができる。
アウトプットするには、それなりのハードルを超える必要があります。
周りの人へアウトプットできる環境の構築。
SNSで発信できる環境の構築。それを継続させること。
これらは、苦手な人でも時間をかければ、実践できることです。
インプットとアウトプット、フィードバックの絶え間ない反復こそが
自己成長への道となります。
これらを超えた先に豊かな人生が待っています。
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